第1回神戸市都市デザイン賞受賞作品

最終更新日:2023年2月28日

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第1回神戸市都市デザイン賞では、市民のみなさまから推薦された、まちのデザイン部門73件、CASBEE建築部門39件の候補の中から、選考委員会の選考を経て、10件が決定しました!

第1回受賞作品パンフレット

受賞作品一覧

作品名称をクリックすると作品の紹介をご覧いただけます。

まちのデザイン部門

CASBEE建築部門

受賞作品紹介

まちのデザイン部門

建築文化賞

 神戸国際中学校・高等学校河野記念アルモニホール

瀬戸内海や淡路島をのぞむ須磨区高倉台の丘陵地に建つ、中高女子一貫校の多目的ホール(講堂・体育館)である。
豊かな自然の緑地に面する建物北立面は木架構による開放的なファサードを構成して、緑の斜面から流れる風を内部空間に取り入れ、里山に反射した柔らかな間接光を導くなど、自然と呼応し一体化した豊かな空間を創出している。コンクリートと木架構が融合した存在感のある大胆な構成をとりつつも、海と山という神戸特有の景観特性を踏まえた優れた建築である。

景観・ポイント賞

 地chickenBARひなのや

都心の繁華街にあって、通りに面する店舗の内部空間を全面開放した小さなダイニングバーである。通りから続く床面がカウンターへ連続するように仕組まれた一体的な内外空間のデザインによって,通りから人を呼び込み、まちなみの核をつくりだすとともに、地域全体の賑わいにつながることを期待させる。これまでの神戸にはない、まちと建築がシームレスにつながる斬新なデザインで、「デザイン都市・神戸」にふさわしい建築である。

 すまうら文庫

地域のこどもたちに開放される絵本文庫としてつくられたもの。須磨海岸の近くの旧西国街道沿いに位置することから、“船”をイメージさせるシンボリックな外観でありながら、まちなみに溶け込んだ親しみあるスケールのデザインとなっている。内部空間もこどもの空間にふさわしいスケールと質感でまとめられ、こどもたちが多くの本と出会う環境をつくり、子供だけでなく大人たちも交流できる、地域コミュニティのシンボルとなっている。

 京速コンピュータ「京」レセプタクル モニュメント「発展の塔」

世界最高速の「京速コンピュータ 京」がおかれる計算機ゾーンと、世界最高水準のスーパーコンピューティング研究開発拠点としての研究ゾーンから成る研究施設に設置されたモニュメントである。計算の起源を象徴するそろばんのコマの形をモチーフとし、次世代スパコンの性能の高さ、人間の歴史と未来、東西の文化・科学技術交流などを象徴するもので、日本の計算科学技術を神戸から世界へ発信する研究施設にふさわしいモニュメントである。

ストック再生賞

 海外移住と文化の交流センター

1928(昭和3)年に国立神戸移民収容所として開設された施設をミュージアム等として再整備したものである。かつてはブラジル移民など海外移住の拠点であり、多くの人々にとって思い出のあるこの建物を、神戸の歴史を継承する外国人支援の拠点,文化交流の場として再生することの意義は大きく,耐震補強や増築などを行いつつ、当初の建物の雰囲気をできるだけ残していることから、ストック再生の優れた例といえる。

市民活動賞

 鉄人28号モニュメント

「鉄人28号」は、神戸出身の漫画家・横山光輝の代表的な作品のロボットとしてよく知られている。このモニュメントは、アニメ文化の振興や交流を通じて、地域の総合的なまちづくりと活性化を活動の目的とするNPO法人「KOBE鉄人PROJECT」が主体となり,個人や企業からの寄付や協賛金などによって、新長田駅南地区の震災復興市街地再開発事業区域内の若松公園に設置されたもの。震災からの復興をめざす新たな地域活性化のシンボルとして大きな話題になるとともに、その視覚的なインパクトからまちに元気をもたらすことに貢献している。

 神戸元町まちなみコンテスト

みなと元町タウン協議会は、1991(平成3)年の設立以来、様々なまちづくり活動に取り組む中、2003(平成15)年には元町商店街沿道で景観形成市民協定を締結し、まちなみルールを運用しながら景観の向上に取り組んできた。
この「神戸元町まちなみコンテスト」の活動は、その持続的な取り組みをさらに進展させたもので、高級・ハイカラ・エレガントな「元町らしさ」を継承・発展させ、魅力と風格あるまちなみの形成を目的としている。大学や行政機関やマスコミと連携し、詳細な実態調査や一般投票により実施した点で画期的な取り組みである。

CASBEE建築部門

CASBEE建築賞

 シスメックステクノパークR&Dタワー

広大な敷地を活かし、建物と水面を配す手法は海外では多くみられるスタイルであるが、我が国ではまだ希少であり、景観への配慮の点でまず多くの賞賛を得た。外部ルーバー付きガラスカーテンウォールをはじめとした環境負荷の低減や構造・設備におけるリスクマネジメントへの対応など、総合的に努めており、CASBEE建築賞として極めて高い評価を得た。

 アシックス本社東館

自然の風や光を取り入れる等、積極的にパッシブ手法を採用し、自然環境と呼応する新たな環境配慮型オフィスを提案している。構造の相当の工夫により実現された、透明性が高く、外部に開放的な空間は利用者の知的創造性を刺激するとともに、緑豊かな周辺環境とも見事に調和している。今後のオフィスの有り方の一つの指針となることを期待した授賞である。

 シティアンダンテ学園東町VC-4号地、VC-8号地

居住空間の質を確保しながら、太陽光発電や高断熱・高効率機器の導入、外構における緑の確保等によって、CASBEEの評価システムを熟知した、手慣れた対応により高得点を挙げていることが高く評価された、一戸建て住宅の先進的事例である。環境配慮の取組を広く一般に普及させるモデルとしての役割が期待されるが、通りすがりの一般の人々にもより分かりやすい工夫が望まれた。神戸らしい環境配慮型戸建住宅の今後の発展に期待を込めた授賞である。

第1回神戸市都市デザイン賞表彰式・記念講演会

神戸市都市デザイン賞では、受賞作品を表彰しています。
第1回神戸市都市デザイン賞では、2012(平成24)年2月12日に表彰式・記念講演会を行いました。

お問い合わせ先

都市局景観政策課