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神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例

最終更新日:2023年2月22日

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認知症の人にやさしいまちづくりの推進

認知症は、加齢によって多くの人がなり得る病気です。高齢化が進む中、社会全体が認知症について正しく理解し、認知症になっても安心して暮らし続けられるまちを目指すことが大切です。
神戸市では、2016年9月にG7保健大臣会合が開催され、「認知症高齢者等に優しいコミュニティ、認知症サポーターの便益・効果を含む研究を奨励」という内容を含む「神戸宣言」が出されました。
この「神戸宣言」を踏まえ、「認知症の人の尊厳の保持、意思の尊重、社会参加の促進」「安心安全に暮らし続けられるまち」「認知症の人とそのご家族が必要な支援を受けられること」「まち全体で支えること」などを目指した「神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例」を制定し、「予防及び早期介入」「事故の救済及び予防」「治療及び介護の提供」「地域の力を豊かにしていくこと」を柱とした取組みを進めています。
取組みや評価については、条例に基づく附属機関を設置して審議いただいき、関係者の皆さまにもご協力いただきながら、認知症の人にやさしいまちづくりを推進しています。

条例の概要

目的

本条例では、認知症の人にやさしいまちづくりの理念を定め,市の責務並びに市民及び事業者の役割を明らかにするとともに,施策の基本となる事項を定め,もって認知症の人にやさしいまちの実現に資することを目的とする。

基本理念

(1)認知症の人の尊厳が保持され,その者の意思が尊重され,社会参加を促進し,安全に,かつ,安心して暮らし続けられるまちを目指すこと。
(2)認知症の人とその家族のより良い生活を実現するために必要な支援を受けられるよう,まち全体で支えること。

取り組むべき4本柱

(1)予防及び早期介入
WHO神戸センター・神戸大学等の共同研究に対し、フレイルチェック等の結果データ提供等による連携・協力
認知症治療薬及び早期診断手法の研究や開発支援を行い、得られた成果等最新の知見の市民への還元等及び認知症に関する施策に反映
(2)事故の救済及び予防
認知症と診断された人による事故に関する救済制度の創設
移動手段の確保等地域での生活支援策
認知症の疑いがある人の運転免許自主返納の推進
(3)治療及び介護の提供
地域包括支援センターを認知症に係る相談の拠点とする
早期診断体制の確立
認知症初期集中支援チームの全区実施
認知症疾患医療センターの拡充
(4)地域の力を豊かにしていくこと
認知症サポーター養成の実施
児童及び生徒に対する認知症の人を含む高齢者への理解を深める教育
中学校区単位での認知症高齢者等への声かけ訓練の実施
行方不明高齢者早期発見事業の実施
地域包括支援センターの認知症相談対応の充実

神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例の一部改正(案)意見募集(終了しました)

「神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例等の一部改正(案)」についての意見募集を行いました。
※意見募集は2018年10月22日で終了しました。

お問い合わせ先

福祉局高齢福祉課