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4.海にかんする災害(さいがい)への対策(たいさく)

最終更新日:2024年2月2日

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神戸市では津波や高潮からみなさんを守(まも)るため、防潮堤(ぼうちょうてい)とよばれるコンクリートの壁(かべ)を、高くしたり頑丈(がんじょう)にする工事(こうじ)をおこなったり、嵩上(かさあ)げ工事をしています。
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また、防潮堤を作っても海に出(で)られるように、防潮鉄扉(ぼうちょうてっぴ)という扉(とびら)を作っています。いつもは人(ひと)や車(くるま)が通れるように防潮鉄扉を開放(かいほう)していますが、津波や高潮がおきた時には、地域(ちいき)の人や近(ちか)くで働(はたら)いている人、神戸市の職員(しょくいん)が防潮鉄扉を閉鎖(へいさ)します。

また、新(あら)たな技術(ぎじゅつ)として、防潮鉄扉の開閉状況(かいへいじょうきょう)を離(はな)れた場所(ばしょ)から確認(かくにん)できるシステムや、離れた場所から防潮鉄扉を閉鎖するシステムの導入(どうにゅう)を進(すす)めています。
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(1)高潮への対策

昭和(しょうわ)39、40年に、台風による高潮で神戸市兵庫区(ひょうごく)を中心(ちゅうしん)に大きな被害がでました。
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神戸市では昭和40年度から平成27年度にかけて、防潮堤やポンプ場・水門(すいもん)の整備(せいび)を行いました。
防潮堤があることで、高潮で潮位があがっても、陸側(りくがわ)に海水が入(はい)ってくることを防(ふせ)ぐことができます。

ポンプ場とは雨水(うすい)を海へ排水(はいすい)する施設(しせつ)です。
雨(あめ)が降(ふ)ると、下の図のように雨水管(うすいかん)を通って海や川(かわ)に流(なが)れていきます。
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しかし高潮の時には、海水が雨水管を逆流(ぎゃくりゅう)することを防ぐために水門を閉鎖します。
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水門を閉鎖すると、雨水は海や川へ流れることができなくなります。そうすると陸側(りくがわ)で雨水があふれ、まちは浸水してしまいます。
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ポンプ場があることで、雨水を海や川へ強制的(きょうせいてき)に排水でき、まちの浸水を防(ふせ)ぐことができます。
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平成30年に、神戸市は大きな台風被害にあいました。六甲(ろっこう)アイランド等や兵庫埠頭(ひょうごふとう)で埠頭用地(ふとうようち)や道路の地盤を高くして海水が入りにくい構造(こうぞう)にしたり、岸壁際(がんぺきぎわ)に擁壁(ようへき)とよばれるコンクリートの壁を作るなどの対策をしています。

 

(2)津波への対策

南海トラフ地震では、レベル1とレベル2の2つの規模(きぼ)の地震が想定(そうてい)されています。

レベル1の地震はおよそ100年に一度(いちど)、発生する地震をしめしています。レベル2の地震は1000年に一度、またはそれ以下(いか)の確率(かくりつ)でおきる地震のことをしめしています。南海トラフ地震は30年以内(いない)に70~80パーセントの確率でおきるとかんがえられていますが、どちらの規模(きぼ)の地震がおこるかはわかりません。

神戸市では1000年に一度、またはそれ以下の確率で発生が予想(よそう)される地震や津波がおきても、住宅街(じゅうたくがい)や繁華街(はんかがい)において浸水深(しんすいしん)が30センチメートル未満(みまん)になるよう、防潮堤を高くしたり、がんじょうにする工事を完了しました。

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