自動運転/近距離移動サービス

最終更新日:2023年7月20日

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概要

神戸市北区筑紫が丘周辺において、買い物や通院等に利用可能な近距離の移動手段の確保を目的として、地域住民と民間事業者が中心となって、自動運転技術を活用した移動サービスの事業化に向けて、2016年度から繰り返し実証実験を実施しています。
2018年度からは、サービスの受容性の把握や利用者の求める機能・情報などを検証する「サービス実証」と、自動運転車両の安全な走行を検証する「技術・機能実証」に分けて実証を進めています。

実施エリア

2016年度に神戸市郊外の計画的開発団地である北区筑紫が丘で始まり、2018年度以降は周辺地域である広陵町、小倉台、桜森町にも拡大しています。

実施エリア位置図

Map data from OpenStreetMap

 

実施エリア詳細地図

Map data from OpenStreetMap

 

実施体制

地域住民と民間事業者が中心となって取り組みが始まり、2018年度からは事業者による「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム」が設立、2020年度からは地域住民が設立したNPO法人が、会員の募集や電話予約受付、アプリ利用・操作のサポート等の運営に協力しています。
神戸市は、本コンソーシアムに協力会員として参画し、広報活動への協力、実証実験の実施に必要な助言や関係機関との調整などの支援を行っています。

NPO法人による説明会の様子

NPO法人による実証内容の説明会

これまでの取り組み

2016年 普通車両を活用した有人の実証実験を開始
2016年度の実証実験概要
2017年11月~
12月
低速の自動運転車両を活用した有人の実証実験を実施
2017年度の実証実験概要
2018年3月 見通しの悪い交差点部の電柱に設置したカメラを通じて、自動運転車両の安全かつ円滑な走行に向けた実証実験を実施
実証実験の開始に関するプレスリリース(株式会社日本総合研究所ほか)
2018年8月 民間事業者が中心となって「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム」が設立
コンソーシアム設立に関するプレスリリース(株式会社日本総合研究所)
2018年12月~
2019年2月
移動サービスや移動に関連した付加価値サービスの受容性の検証や需要見込み・コスト試算等の検証を目的とした実証実験を実施(対象地域を、北区筑紫が丘、広陵町、小倉台、桜森町の一部地域に拡大)
2018年度の実証実験概要
2019年12月~
2020年2月
住宅地内外の移動サービスや移動に関連した様々なサービス(会員制のポータルサイトの開発や広告配信等)のニーズ・受容性等の検証を目的とした実証実験を実施
2019年度の実証実験概要
2020年3月 自動運転車両による「住宅地における路車間通信」の実証実験を実施
実証実験のプレスリリース(株式会社日本総合研究所ほか)
2020年12月 取組みに賛同した地域住民によって、NPO法人「まちなか☆モビリティー神戸北」が設立
まちなか☆モビリティー神戸北ホームページ
2021年1月~
2022年3月
アプリを活用したラストマイル移動サービスや日常生活に利用可能な様々なサービスの検証や、ラストマイル移動サービスの有償化(1月中のみ無償実証)による事業採算性等の検証を目的とした実証実験を実施
・車載画像センサーで信号灯の色を検知し、交差点進入可否を自動判断することによる円滑な交差点走行技術の実証実験を実施
2020年度~2021年度の実証実験概要
自動運転の取り組みについての動画(ダイハツ工業株式会社)
2023年3月 軽自動車をベースとした自動運転車両を用い、自動走行技術や安全性等の確認を目的とした実証実験を実施
実証実験のプレスリリース(株式会社日本総合研究所ほか)

国の事業への選定

2018年8月 「近未来技術等社会実装事業」(内閣府)に選定
(2020年度より「未来技術社会実装事業」に名称変更)
2019年6月 「新モビリティサービス推進事業」(国土交通省)に選定
2020年7月 「日本版MaaS推進・支援事業」(国土交通省)に選定

お問い合わせ先

都市局交通政策課