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カーボンニュートラルポート(CNP)の取組み

最終更新日:2023年8月24日

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カーボンニュートラルポート(CNP)の背景

 平成30年に公表されたIMO(国際海事機関)によるGHG(温室効果ガス)削減戦略や、令和元年のIEA(国際エネルギー機関)による港湾における水素活用の提言など、港湾の脱炭素化の動きは世界的な潮流になっています。

 また、国土交通省では、我が国の輸出入の99.6%を取扱い、CO2排出量の約6割を占める産業の多くが立地する港湾において、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化等を通じて「カーボンニュートラルポート(CNP)」を形成し、我が国全体の脱炭素社会の実現に貢献していくこととしています。

 神戸市では「水素スマートシティ神戸構想」を掲げ、民間企業が進める水素の技術開発への支援や市民の皆さんの身近な分野での利活用拡大に向け、産学官の連携のもと、様々な取組みを推進しています。これまでも、空港島における液化水素サプライチェーン構築の実証事業や、水素燃料を使用したCGS(コージェネレーションシステム)の実証事業など、世界に先駆けた様々な取組みを行っています。
神戸市環境局HP 水素の活用(水素スマートシティ神戸構想)

神戸港カーボンニュートラルポート(CNP)協議会

 神戸港におけるCNP形成に向けた取組みを更に推進していくため、神戸市が事務局となり、学識経験者・民間事業者・関係団体などで構成する「神戸港カーボンニュートラルポート(CNP)協議会」を設立し、神戸港におけるCNP形成に向けた基本方針を示す「神戸港カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画」の策定を行いました。
神戸港カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画(PDF:8,683KB)
神戸港カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画【概要版】(PDF:1,975KB)

神戸港CNP協議会の開催状況(令和4年度)

  開催日時 開催概要 議事概要
第1回 令和4年6月30日 開催概要(PDF:534KB) 議事概要(PDF:134KB)
第2回 令和4年10月28日 開催概要(PDF:670KB) 議事概要(PDF:132KB)
第3回 令和5年1月31日 開催概要(PDF:361KB) 議事概要(PDF:69KB)

神戸港カーボンニュートラルポート(CNP)検討会

 神戸市および国土交通省近畿地方整備局が事務局となり、神戸港における次世代エネルギーの需要や利活用方策、導入する際の課題など、CNP形成に向けた検討を行うため、「神戸港カーボンニュートラルポート(CNP)検討会」を開催し、神戸港におけるカーボンニュートラルポート形成に向けた方向性やロードマップ等を取りまとめました。
神戸港におけるカーボンニュートラルポート(CNP)形成に向けた方向性(PDF:1,762KB)
神戸港におけるカーボンニュートラルポート(CNP)形成に向けたロードマップ(PDF:1,855KB)

神戸港CNP検討会の開催状況

  開催日時 開催概要 議事概要
第1回 令和3年1月28日 開催概要(PDF:397KB) 議事概要(PDF:199KB)
第2回 令和3年2月26日 開催概要(PDF:440KB) 議事概要(PDF:205KB)
第3回 令和3年3月22日 開催概要(PDF:441KB) 議事概要(PDF:201KB)
第4回 令和3年8月6日 開催概要(PDF:397KB) 議事概要(PDF:198KB)
第5回 令和3年11月22日 開催概要(PDF:397KB) 議事概要(PDF:190KB)
第6回 令和4年1月31日 開催概要(PDF:399KB) 議事概要(PDF:190KB)

その他取組み

ブルーカーボン

 神戸空港島やポートアイランドの緩傾斜石積護岸では、シダモク・ワカメ等の藻場が形成されており、これらをブルーカーボンのCO2吸収源として評価するとともに、CO2吸収量をクレジットとして認証し、企業や団体等とクレジット取引を行う「ブルーカーボン・オフセット制度」の構築に向けて、取組みを進めています。

 ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)が創設し、運用する「Jブルークレジット」制度において、神戸空港島におけるブルーカーボン生態系の創出活動により吸収・貯留されたCO2の吸収量が認証され、これに基づき「Jブルークレジット」が発行されました。この「Jブルークレジット」につき、購入申込者の公募が行われました。
神戸港の脱炭素化に向け「Jブルークレジット」購入申込の募集開始(PDF:938KB)
 ※令和5年1月27日をもって、令和4年度公募は終了しました。

 今後、クレジット売却で得られた資金を活用して、民間団体によるブルーカーボンの保全・創出活動に対する支援を行うなど、活動を継続していきます。
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神戸港カーボンニュートラルポート形成に向けた水素利活用モデル調査

 神戸市、阪神国際港湾株式会社、丸紅株式会社、岩谷産業株式会社の4者が連携し、国立研究法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」の枠組みにおいて、「神戸港カーボンニュートラルポート形成に向けた水素利活用モデル調査」を実施します。本調査を通じて、神戸港のCNP形成の実現に貢献していきます。
神戸港カーボンニュートラルポート形成に向けた水素利活用モデル調査を開始します(PDF:620KB)

神戸・関西圏水素利活用協議会

 神戸・関西圏における水素利活用の社会実装と水素サプライチェーン構築を目的として、民間事業者が主体となって「神戸・関西圏水素利活用協議会」が令和2年8月に設立されました。神戸市もオブザーバーとして参加し、カーボンニュートラルポート形成に向けた水素需要の検討等を進めています。
神戸・関西圏水素利活用協議会について

海外との連携

CEMグローバル港湾水素連合への加入
CEMグローバル港湾水素連合(CEM Global Ports Hydrogen Coalition)へ加入しました(PDF:295KB)

米国ロングビーチ港との「港湾の脱炭素化に向けた連携協定(MOU)」

米国・ロングビーチ港と港湾の脱炭素化に向けた連携協定(MOU)を締結しました(PDF:542KB)

日米カーボンニュートラルポート(CNP)ワークショップ

日米カーボンニュートラル(CNP)ワークショップに参加しました(PDF:322KB)

ワン・オーシャン・サミット

「ワン・オーシャン・サミット」にオンライン参加し、共同宣言に署名しました!(PDF:174KB)

グリーンアウォード・プログラム

神戸港のグリーンアウォード・プログラムへの参加について(PDF:334KB)

 

お問い合わせ先

港湾局港湾計画課