ハチと上手につき合おう

最終更新日:2022年10月20日

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ハチの巣については、巣が出来ている建物や土地の所有者・管理者の方により対処していただくものです。
個人宅等のハチの巣については、神戸市では行政による駆除や費用負担は行っておりません。
なお、神戸市が管理する公園や道路などについては、管理者責任として対応しますので、所管部署にご連絡ください。

ハチは危険な生き物?

ハチは自然の生き物であり、中には農作物の受粉を助けたり、害虫を食べてくれたり、私たちの生活に貢献してくれるものもいます 。
一部のハチが人を刺すことから「危険」というイメージがありますが、多くのハチはこちらから刺激しなければほとんど刺されることはありません 。

飛んでいるハチを見つけたら

一般に巣を離れ単独で行動しているハチは、手で振り払ったり、刺激したりしなければ、ハチから襲ってくることはありません。
慌てず、騒がず、遠くへ飛び去って行くのを待つか、静かに離れるようにしましょう 。
また、ミツバチがまれに庭先などにハチ同士が重なり合い一塊になることがあります。これは、ミツバチの分蜂といい、一時的に休息のため利用しているだけで4~7日ほどで飛んで 行きます 。

刺されないようにするには

ハチは夏から秋(特に7月から9月)にかけて活動が活発になりますので、下記のことにご注意ください。

  • 巣を見つけたら、近づかないようにしましょう
  • 巣に石を投げつけたり、棒で突いたりしてはいけません
  • 巣のある幹や木を叩いたり、ゆすったりしてはいけません
  • 巣の下や近くで騒がないようにしましょう
  • ジュースの空き缶を放置しないようにしましょう(ハチは甘い匂いに寄ってきます)
  • 山に入るときは帽子を着用し、できるだけ白い服装にしましょう
  • 山登りでの注意点は「六甲山に登るみなさまへ」の「スズメバチに刺されないために」の項目をご確認ください

ハチと上手に付き合おう

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巣を作られないようにするには

ハチが人を攻撃するのは、家族や巣を守るための防衛本能です。巣に近づかなければ、むやみに攻撃を受けることはありません。早期に巣を見つけ、防除・駆除で刺傷被害を未然に防ぎましょう。

〇4月ごろから定期的に目視でチェックしてみましょう。
 早期の巣であれば駆除も簡単です。
〇庭木などは定期的に剪定し、風通しをよくしましょう。
 生い茂った場所に巣をつくります。
〇庭には置きっぱなしのものをなくして、整理整頓しておきましょう。
 使用頻度の少ないものや、人の出入りの少ない場所に巣をつくります。
〇通気口には目の細かいネットを取り付け、亀裂、隙間などは補修しておきましょう。
 ハチの侵入口となり、屋根裏や壁の間に巣をつくります。

こんなところに巣をつくります。チェックしてみましょう!

巣をつくる場所
  1. 2階軒下
  2. 天井裏
  3. 戸袋内
  4. クーラーやケーブル線などの引き込み口
  5. 壁の亀裂
  6. 床下
  7. 室外機
  8. 窓枠
  9. 1階軒下
  10. 植木・生垣など
  11. 物置
  12. 駐車場
  13. 換気扇
  14. 屋根破損部分
  • 雨の当たらないところであれば、どこにでも巣をつくります。

ハチに刺されたときの処置方法

速やかに医師の診断を受けてください。
応急処置としては、できるだけ早く、流水で洗い流すこと、痛みがひどい時は冷やすなどがあります。

アナフィラキシーショック

スズメバチ等の毒はタンパク質でできているため、刺された経験がある人はまれに毒に対する抗体を持っていることがあります。その場合、次に刺されたときにはショック(じんましん・息切れ・呼吸困難等)を起こし、死に至ることさえあります。これをアナフィラキシーショックといいます。一度刺されたことがある人やショックを起こしたことがある人は、抗体の有無について病院で検査することをおすすめします。

ハチの巣を駆除したい場合

ハチの巣の駆除については、民間の専門業者に自費で依頼してください。
※神戸市では、個人宅等のハチの巣について、行政による駆除や費用負担は行っていません。
市では、特定の業者を紹介していませんので、事業者団体である一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会へご相談ください。
また、こちらの協会に問い合わせていただくと作業内容に応じたおおよその価格を提示してもらえます。
 一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会(外部リンク)
TEL:0120-762-633
 

【参考】消費トラブルについて

広告では安価な駆除費用を謳っていたが、実際は高額請求をされた という消費トラブルが消費生活センターに寄せられています。
トラブルにあわないために、見積もりを取る等、作業内容や金額に納得した上で契約するようにしましょう。
トラブルにあってしまった場合は、消費者ホットライン188(イヤヤ)にご相談ください。
消費生活センターHP

お問い合わせ先

健康局環境衛生課