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スズメバチと上手につき合おう

最終更新日:2023年9月14日

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駆除したいとき

スズメバチの見分け方

スズメバチは、ハチの中でも最も大型の種類で、一般的に攻撃性が強く、巣を守るために人を襲うことがあります。巣は低木の枝に作ることが多く、人家の生垣や庭木、軒先にもつくります。種類によっては、土の中や樹木の穴につくることもあります。
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日本に生息しているスズメバチは17種類で、そのうち神戸でよく見かけるスズメバチは4種類です。

オオスズメバチ ハチのなかで最も攻撃性が高い。
体長:27~45㎜
木の穴や根本、土の中に巣を作る。
キイロスズメバチ スズメバチの中では小型であるが、被害としては本種が最も多い。
体長:17~28㎜
軒下、天井裏、木の枝などに巣を作る。
コガタスズメバチ 住宅街からの相談が一番多い種類である。
体長:22~29㎜
庭木や軒下などに巣を作る。
ヒメスズメバチ スズメバチの中ではおとなしいが、大型種である。
体長:24~37mm
床下、壁の間、物置の中など閉鎖された空間に巣をつくる。

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虫体の特徴

体色は黄色と黒色で、直線的に飛びます。

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アシナガバチとの比較

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スズメバチは、ずんどう体型。アシナガバチは、スリム体型です。

巣の特徴

外側がきれいなマーブル模様なのが特徴です。

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コガタスズメバチ初期の巣(逆さ徳利型)
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コガタスズメバチの後期の巣(丸いボール型)


スズメバチの生活史
4月中旬頃 新女王バチが越冬から覚め、樹液などの水分をとりながら巣作りの準備を始めます。
6月頃 女王バチが1匹で巣を作り、産卵・幼虫の世話をします。
7月上旬~8月上旬 働きバチが誕生し、巣作りや幼虫の世話をします。
女王バチは産卵に専念するようになります。
7月下旬~8月中旬
(最盛期)
巣の大きさや働きバチの数がピークになり、活動が活発になります。
9月頃 ~ 10月頃 新女王バチとオスバチがそれぞれ数十匹誕生し、交尾を始めます。
種類によっては、巣から離れて家の壁や庭木に群がります。
 11月 ~ 3月頃
(越冬期)
旧女王バチ・働きバチ・オスバチは死に絶え、新女王バチだけが巣から離れた石垣や朽木の隙間で越冬します。
巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。
 

こんなときに注意

巣があるのを気づかずに生垣などを剪定してしまい、ハチを刺激して刺されることがあります。

スズメバチの巣ができてしまったら

まずはできるだけ近づかず、騒がず巣を刺激しないようにします。
冬になりハチが出入りしなくなるまで、十分に注意しましょう。
営巣場所にもよりますが、生活に支障があれば駆除をするという選択肢もあります。

※スズメバチの巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。

駆除したいとき

注目神戸市では、ハチの巣の駆除は行っておりません。
 個人宅の場合は、ご自身で駆除するか、専門の駆除業者(有料)に依頼してください。
駆除を依頼する場合
 ご自宅以外に巣が出来た場合は、その所有者・管理者に相談してください。
 料金は事業者により異なります。

ご自身で駆除する場合

su1スズメバチの巣をご自身で駆除するときは、女王バチだけが単独で巣づくりしている6月くらいまでの、小さな巣(徳利を逆さにした形)のうちに行います。




★注意事項★

su2注意ボール型に大きくなった巣の駆除は大変危険ですので、専門の駆除業者にご依頼ください。


注意巣が小さい場合でも、処置を誤ると危険な場合がありますので、安全に十分に注意してください。
注意危険を感じたら、無理をせず、専門の駆除業者にご依頼ください。

時間

作業は、夜間に周囲に明かりがないことを確認して行います。
 暗闇ではハチの活動が鈍るので、比較的安全に作業することができます。

服装

厚手の長袖・長ズボン、手袋を着用し、首にタオルを巻く、フルフェイスのヘルメットあるいは帽子に透明袋をかぶるなど、なるべく体の露出部分をなくして行います。
 ・服装は、白を基調としたもので。(ハチは黒いものを攻撃します)
 ・化粧や香水などは使用しないで。(ハチは匂いにも誘引されます)

殺虫剤

市販のスプレー式殺虫剤を用意します。
※より安全かつ確実に駆除するためにも、ハチ専用の殺虫剤の購入をおススメします。

駆除作業

1.昼間に巣の位置を確認しておきます。
2.風上に立ち、市販のスプレー式殺虫剤を、巣の出入り口に噴霧し続けます。
 ・噴霧時間は、殺虫剤の説明書きに従ってください。
3.翌朝、明るくなってから、棒などで巣を落としてください。
 ・巣や死んだハチは素手で触らず、ホウキ等で集めて袋に入れましょう。
 ・2、3日の間は、働きバチが巣のあった場所を飛ぶことがあります。

その他(殺虫剤のご紹介)

最近では、置き型の殺虫剤も販売されています。
巣から離れたところに設置するため、巣に近づく必要がありません。
ハチを誘引して駆除エサを与えるタイプです。ハチが集まりますので、人通りの少ないところに設置するなどの注意が必要です。ご利用になる際は、取扱い説明書をよく読んでから設置してください。

 駆除を依頼する場合

ハチの巣の駆除については、民間の専門業者に自費で依頼してください。
市では、特定の業者を紹介していませんので、事業者団体である一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会へご相談ください。
また、こちらの協会に問い合わせていただくと作業内容に応じたおおよその価格を提示してもらえます。
一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会(外部リンク)
TEL:0120-762-633

【参考】消費トラブルについて

 広告では安価な駆除費用を謳っていたが、実際は高額請求をされた という消費トラブルが消費生活センターに寄せられています。
トラブルにあわないために、見積もりを取る等、作業内容や金額に納得した上で契約するようにしましょう。
トラブルにあってしまった場合は、消費者ホットライン188(イヤヤ)にご相談ください。
消費生活センターHP

お問い合わせ先

健康局環境衛生課