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最終更新日:2025年8月6日
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スズメバチは、ハチの中でも最も大型の種類で、一般的に攻撃性が強く、巣を守るために人を襲うことがあります。巣は低木の枝に作ることが多く、人家の生垣や庭木、軒先にもつくります。種類によっては、土の中や樹木の穴につくることもあります。
日本に生息しているスズメバチは17種類で、そのうち神戸でよく見かけるスズメバチは4種類です。
ハチのなかで最も攻撃性が高い。
体長:27~45㎜
木の穴や根本、土の中に巣を作る。
スズメバチの中では小型であるが、被害としては本種が最も多い。
体長:17~28㎜
軒下、天井裏、木の枝などに巣を作る。
住宅街からの相談が一番多い種類である。
体長:22~29㎜
庭木や軒下などに巣を作る。
スズメバチの中ではおとなしいが、大型種である。
体長:24~37mm
床下、壁の間、物置の中など閉鎖された空間に巣をつくる。
体色は黄色と黒色で、直線的に飛びます。
スズメバチは、ずんどう体型。アシナガバチは、スリム体型です。
外側がきれいなマーブル模様なのが特徴です。
コガタスズメバチ初期の巣(逆さ徳利型)
コガタスズメバチの後期の巣(丸いボール型)
4月中旬頃 | 新女王バチが越冬から覚め、樹液などの水分をとりながら巣作りの準備を始めます。 |
6月頃 | 女王バチが1匹で巣を作り、産卵・幼虫の世話をします。 |
7月上旬~8月上旬 | 働きバチが誕生し、巣作りや幼虫の世話をします。 女王バチは産卵に専念するようになります。 |
7月下旬~8月中旬 (最盛期) |
巣の大きさや働きバチの数がピークになり、活動が活発になります。 |
9月頃 ~ 10月頃 | 新女王バチとオスバチがそれぞれ数十匹誕生し、交尾を始めます。 種類によっては、巣から離れて家の壁や庭木に群がります。 |
11月 ~ 3月頃 (越冬期) |
旧女王バチ・働きバチ・オスバチは死に絶え、新女王バチだけが巣から離れた石垣や朽木の隙間で越冬します。 巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。 |
巣があるのを気づかずに生垣などを剪定してしまい、ハチを刺激して刺されることがあります。
まずはできるだけ近づかず、騒がず、巣を刺激しないようにします。
冬になりハチが出入りしなくなるまで、十分に注意しましょう。
営巣場所にもよりますが、生活に支障があれば駆除をするという選択肢もあります。
※スズメバチの巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。
神戸市では、ハチの巣の駆除は行っておりません。
個人宅の場合は、ご自身で駆除するか、専門の駆除業者(有料)に依頼してください。
駆除を依頼する場合
ご自宅以外に巣が出来た場合は、その所有者・管理者に相談してください。
※料金は事業者により異なります。
スズメバチの巣をご自身で駆除するときは、女王バチだけが単独で巣づくりしている6月くらいまでの、小さな巣(徳利を逆さにした形)のうちに行います。
作業は、夜間に周囲に明かりがないことを確認して行います。
暗闇ではハチの活動が鈍るので、比較的安全に作業することができます。
厚手の長袖・長ズボン、厚手の手袋を着用し、首にタオルを巻く、フルフェイスのヘルメットあるいは顔全体を防御できるネット付の帽子をかぶるなど、なるべく体の露出部分をなくして行います。
・服装は、白を基調としたもの。(ハチは黒いものを攻撃します)
・化粧や香水などは使用しない。(ハチは匂いにも誘引されます)
ハチ専用のスプレー式殺虫剤を用意します。
※巣や死んだハチは素手で触らず、ホウキなどで集めて袋に入れましょう。
※2、3日の間は、働きバチが巣のあった場所を飛ぶことがあります。
最近では、置き型の殺虫剤も販売されています。
巣から離れたところに設置するため、巣に近づく必要がありません。
ハチを誘引して駆除エサを与えるタイプです。ハチが集まりますので、人通りの少ないところに設置するなどの注意が必要です。ご利用になる際は、取扱い説明書をよく読んでから設置してください。
民間の専門業者に自費で依頼してください。
※神戸市では、個人宅などのハチの巣について、行政による駆除や費用負担は行っていません。
市では、特定の業者を紹介していません。
駆除事業者をお探しの場合は、事業者団体である「一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会」に問い合わせていただくと作業内容に応じたおおよその価格を提示してもらえます。
TEL:0120-762-633
広告では安価な駆除費用を謳っていたが、実際は高額請求をされた という消費トラブルが消費生活センターに寄せられています。
トラブルにあわないために、見積もりを取るなど、作業内容や金額に納得した上で契約するようにしましょう。
トラブルにあってしまった場合は、消費者ホットライン188(イヤヤ)にご相談ください。
消費生活センターHP