カセットボンベ・スプレー缶による火災
カセットボンベやスプレー缶はコンパクトで使い勝手がよく、カセットコンロの他、殺虫剤、制汗剤など使用用途は様々ですが、そんな便利なカセットボンベやスプレー缶も、取り扱いに気をつけないと火災など大きな事故につながる恐れががります。
神戸市内において、カセットボンベやスプレー缶による火災は、過去5年間で100件発生し、46名の方が負傷しています。
過去5年のカセットボンベ・スプレー缶による火災件数(神戸市内)
|
2018年
|
2019年
|
2020年
|
2021年
|
2022年
|
計
|
件数(件)
|
24
|
12
|
22
|
23
|
19
|
100
|
負傷者(人)
|
14
|
3
|
6
|
8
|
13
|
44
|
死者(人)
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
0
|
火災の発生事例
- ガスコンロで調理中に、中身が残っているカセットボンベのガス抜きをシンク内でしたところ引火して爆発した。
- カセットコンロで調理をしていた際にカセットボンベが正しく取り付けられていなかったため、漏れたガスに引火した。
- ファンヒーターの前に転がっていたスプレー缶が熱せられ高温になり、爆発して火災になった。
火災を防ぐための注意点
カセットボンベやスプレー缶による火災は人の近くで起こることが多いため、負傷する可能性が高く、非常に危険です。火災を起こさないためにも以下の点に気をつけてください。
- カセットコンロ等を使用する際は、ボンベが確実に取り付けられていることを確認してください。
- カセットボンベやスプレー缶をファンヒーター等の高温になるものの近くに置かないでください。
- カセットボンベやスプレー缶を廃棄する際は中身を全て使い切り、燃えないごみと場所を分けて中身の見える袋で出してください。神戸市では穴あけは不要です!
※令和2年4月から廃棄方法が変更されています。詳細は
神戸市環境局のホームページをご確認ください。
実験動画をご覧ください
神戸市消防局では、カセットボンベ・スプレー缶に関する
実験動画を4本作成し、ホームページとYouTubeにアップしています。ぜひそちらもご覧ください。
- 「カセットボンベ破裂実験」
- 「まさか!?ボンベのガス抜きを火気の近くで行うと・・・」
- 「お使いのスプレー缶 うっかりファンヒーターの前に転がっていませんか!?」
- 「ごみ出しルールを守り火災を防ごう!」