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神戸市教育委員会

児童生徒等の疾病例

最終更新日:2025年5月9日

ページID:6149

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目次

 

 

起立性調節障害

自律神経の働きの不調のため、起立時に身体や脳への血流が低下する疾患です。
有病率は軽症例を含めると、小学生の約5%、中学生の約10~30%で、近年は増加傾向にあります。
主な症状は、立ちくらみ、起床困難、頭痛などです。
症状は午前中に強く、午後からは体調が回復することが多いです。
近年、起立性調節障害と診断される子どもたちが増えています。お子様の状態で気になることがありましたら、学校にご相談ください。

脳脊髄液減少症

交通事故やスポーツ外傷等の後に、脳脊髄液が漏れ出し減少することで、さまざまな症状が出る疾患です。
主な症状は、起立性頭痛(立位によって増強する頭痛)などの頭痛、頚部痛、めまい、倦怠感、不眠、記憶障害などです。

この疾患は、医学的な解明が進められている段階で、スポーツ外傷等を原因かどうかも含め、いまだ定まった診断基準や治療法が確立していません。
2007年度、国で研究班を設置し、統一的な診断基準の確立と有効な治療法の研究が行われ、2011年10月脳脊髄液漏出症の画像判定基準・画像診断基準が作成されました。

なお、2016年4月から、硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)が保険適用となっています。

摂食障害

摂食障害は、思春期やせ症(神経性食欲不振症)、過食症(神経性過食症)、分類不能の摂食障害に分けられます。
思春期女子に増加傾向で、低年齢化も見られ、男子にも発症します。本人の病識がないため治療に抵抗することが多く、ときには死に至るほどの飢餓状態に陥ることもあるので、早期発見することが極めて重要です。
学校では日頃から児童生徒の食事量や体格、メンタルヘルスなどに注意を払い、摂食障害の疑いがある場合には、速やかに医療機関の受診を勧める必要があります。(2011年8月「文部科学省教職員のための子どもの健康相談及び保健指導の手引」より)

化学物質過敏症

合成洗剤や柔軟剤、また排気ガスや建築資材などの様々な製品に含まれる化学物質が原因で、嗅覚過敏や目・鼻・喉の刺激症状、痒み、疲労感、頭痛、めまい、吐き気などの様々な症状が出ることがあります。
お子様の症状でお困りの場合は、学校へご相談ください。

柔軟剤などは自分ではよい香りに感じていても、それが苦痛になり体調不良を引き起こす原因につながることがあります。ご理解とご配慮をお願いします。
化学物質過敏症のチラシ(PDF:871KB)

お問い合わせ先

教育委員会事務局健康教育課