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ヒブワクチン・小児肺炎球菌ワクチンの定期予防接種

最終更新日:2024年2月5日

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対象者

以下のいずれにも該当する方

  • 接種日時点で神戸市に住民登録がある
  • 接種日時点で生後2か月の前日から5歳の誕生日の前日までの方

接種回数・標準的な接種間隔

接種回数は、1回目接種を開始する月齢によって異なります。

1回目接種を開始する月齢 接種回数・標準的な接種間隔(ヒブワクチン) 接種回数・標準的な接種間隔(小児肺炎球菌ワクチン)
生後2か月~7か月未満
  • 初回接種(1~3回目):生後12月に至るまでに、それぞれ27~56日の間隔をあけて接種
  • 追加接種(4回目):3回目から7~13月の間隔をあけて接種
  • 初回接種(1~3回目):生後12月に至るまでに、それぞれ27日以上の間隔をあけて接種
  • 追加接種(4回目):3回目から60日以上の間隔をあけて、生後12月から15月の間に接種
生後7か月~1歳未満
  • 初回接種(1、2回目):生後12月に至るまでに、それぞれ27~56日の間隔をあけて接種
  • 追加接種(3回目):3回目から7~13月の間隔をあけて接種
  • 初回接種(1、2回目)生後12月に至るまでに、それぞれ27日以上の間隔をあけて接種
  • 追加接種(3回目):2回目から60日以上の間隔をあけて、生後12月以降に接種
1歳~2歳未満 1回目のみ 1回目から60日以上の間隔をあけて2回目を接種
2歳~5歳未満 1回目のみ 1回目のみ

接種料金

無料
※接種時に予防接種券を持参していない場合は、有料(全額自己負担)です。
※予防接種券は、接種日時点で神戸市に住民登録がなければ使用できません。神戸市に住民登録がない方が予防接種券を使用した場合は、接種料金を返還していただきます。
※定期接種として規定している接種間隔を満たさない場合や接種期間を過ぎた方が予防接種券を使用した場合は、接種料金を返還していただきます。

対象の医療機関

  • 神戸市内の医療機関
  • 明石市内の一部の医療機関(対象かどうかは、医療機関に直接確認してください)
※接種可能な日時は医療機関で異なります。必ず、事前に医療機関に直接確認してください。
※神戸市外で接種する場合は、接種前に別途手続きが必要です。手続き方法は、「市外の医療機関等での予防接種の受け方」をご確認ください。なお、事前の手続きを行わずに神戸市外で接種した場合は、接種料金の補助はありませんので、あらかじめご了承ください。

手続きの方法

  1. 神戸市と契約している医療機関で予約をしてください。
  2. 予防接種券に必要事項を記入してください。
  3. 予防接種当日は検温を必ず行い、健康状態が良好であることを確認してください。(接種前には、「予防接種を受ける際の注意事項」をご確認ください。)
  4. 予診票は医療機関にあります。予診票を記入し、予防接種を受けてください。
※必ず、接種を受けるお子さまの健康状態を十分に把握している保護者が付き添ってください。

持ち物

  • 予防接種券
  • 母子健康手帳
  • お子さまの氏名・住所・生年月日がわかる本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証など)
※転入・紛失等により予防接種券の発行が必要な方は、事前に、発行・再発行の手続きをしてください。

その他

Hib感染症

Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(HaemophilusInfluenzaTypeb)という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。この菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引き起こすことがあります。
Hibの感染による重篤な疾患として、肺炎、髄膜炎、化膿性の関節炎などが挙げられ、これらを起こした者のうち3~6%が亡くなってしまうといわれています。また、特に髄膜炎の場合は、生存した子どもの20%に難聴などの後遺症を残すといわれています。
乳幼児に死亡又は重篤な後遺症を残すことのある小児細菌性髄膜炎の原因は、インフルエンザ菌b型(Hib・ヒブ)の感染が約60%、肺炎球菌の感染が約30%を占めているといわれています。これらの細菌は、髄膜炎以外にも肺炎や敗血症といった重症感染症を起こす事があります。

ワクチンの効果

ワクチン接種により、Hibが血液や髄液から検出されるような重篤なHib感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。

肺炎球菌感染症

肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれる菌で、主に気道の分泌物により感染を起こします。しかし、これらこの菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎や中耳炎、敗血症、髄膜炎等になったり、あるいは血液中に菌が侵入するなどして重篤な状態になることがあります。
肺炎球菌感染症の中には、肺炎、髄膜炎、中耳炎などがあります。特に髄膜炎をきたした場合には2%の子どもが亡くなり、生存した子どもの10%に難聴、精神発達遅滞、四肢麻痺、てんかんなどの後遺症を残すといわれています。

ワクチンの効果

ワクチン接種により、肺炎球菌(ワクチンに含まれる種類のもの)が血液や髄液から検出されるような重篤な肺炎球菌感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。

関連情報

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お問い合わせ先

健康局保健所保健課