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スマートフォンの普及と、それにともなうトラブルの発生について

最終更新日:2020年10月19日

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近年、スマートフォンの普及はめざましく、利用者は急増しています。スマートフォンは、ほぼパソコンと同様の機能を持ち合わせており、インターネットの閲覧や、様々なアプリをダウンロードすることができ、多様な機能で利便性が高まっています。
一方で従来の携帯電話の延長線上でスマートフォンを利用することで、高額な通信料金請求や、通信速度制限など様々トラブルが発生しています。

事例1

スマートフォンを購入し、パケット料金定額制を選び、契約した。毎日、午後9時から午前1時30分まで、インターネットでドラマが配信されているので見たいと思い契約したのに、通信の速度制限がかかり、動画を見ることができない。携帯電話会社の相談室に言うと、前々月のパケット通信量が1,000万パケットを超えると速度制限がかかると言われた。1,000万パケットだと、1日自宅で動画が10分程度しか見られない

事例2

購入したばかりのスマートフォンを充電した。しかし、翌日、昼ごろにはすでに電池がなくなり、使用できなくなった。ショップに電池の消耗が激しすぎるので、交換してほしいと申し出たが、「スマートフォンは、こういう物である」と言われた。しかし、パンフレットには、連続通話時間400分、連続待受時間230時間と記載がある。

事例3

スマートフォンを数日間の海外旅行に持って行った。その間の利用は通信もインターネット利用もごくわずかだったのに、帰国して料金明細をみたら、その間の料金が1万2000~1万3000円になっていた。そのような高額になる使い方はしていなかった。業者のお客さま相談室に電話したところ、スマートフォンではアプリケーションソフトが自動更新される設定のままだと、国内・海外のどこにいても更新されるために、自分で利用認識がなくても料金に加算される場合もあるとのこと。

スマートフォンのトラブルを防ぐために

スマートフォンは、従来の携帯電話とは機能や特徴が大きく異なります。通話を中心に利用し、パケット料金を低額に抑えたい人や、パソコンがあまり得意ではない人は、スマートフォンが本当に自分に合っているかどうかをよく検討する必要があります。通話よりもインターネットを主に利用したい場合には、通信量の制限についても確認しましょう。
携帯電話会社が提供していないアプリケーションソフトによる不具合であれば、携帯電話会社では責任を負ってもらえず、トラブルの解決が難しくなります。気軽にダウンロードできるからといって、内容をよく理解しないまま、むやみにアプリケーションソフトを入れないようにしましょう。
海外に持っていく場合には、必ず日本国内で事前に設定方法や課金の方法を確認しておきましょう。スマートフォンでは、海外でも自動通信をしてしまうので、思わぬ請求を受ける可能性があります。

お問い合わせ先

地域協働局消費生活センター