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最終更新日:2025年9月30日
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神戸市の密集市街地再生方針で定める密集市街地再生優先地区のうち兵庫北部において、密集市街地の環境改善のため、防災性の向上に加え、居住環境の向上や地域価値を高める取り組みを進めています。 本地区には、神戸市が取り組んできたまちなか活用空地や独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)が防災性向上のために取得した土地などが点在しており、これらを活用した取り組みを展開しています。
関係人口(地域や地域の人と多様に関わる人々)増加による地域全体の認知度向上が必要と考え、UR都市機構が所有する土地を活用し、関係人口増加による「地域コミュニティ熟成」や「密集市街地の解消」の可能性を検討するための社会実験を実施しています。
みんなのうえんPARK
農をコンセプトとした関係人口増加事業
一般社団法人グッドラック
神戸市兵庫区湊川町9丁目(面積約1540平方メートル)
空地の適正管理や新たな活用検討、魅力付けによる地域住民の取り組みへの参画促進及び地域価値向上を図るために、地域に学生団体(空き地プロジェクト※)等が新たに参加し、取り組みを実施しています。
※空き地プロジェクト…本取り組みの目的達成のために設立された淡路景観園芸学校の教員と学生による団体
淡路景観園芸学校との連携事業イメージ図(PDF:648KB)
地域のまちなか活用空地・UR都市機構所有地を地域の方が関わり地域の魅力となる空間にするために、植物クラフトづくりなども行える多様な植物を植栽したモデルガーデンや、様々な方が集い情報交換等を行える交流拠点を空き地プロジェクトが2か所整備しました。
[配置図と利用の様子]
[配置図と利用の様子]
神戸市とUR都市機構は、2019年に「密集市街地再生の取り組みに関する基本協定」、「木密エリア不燃化促進事業協定」を、2022年に「神戸市と独立行政法人と都市再生機構との包括連携協定」を締結し、ともにめざす都市・まちづくりの取り組みを一層加速させることに取り組んでいます。
2024年には、兵庫県立淡路景観園芸学校も含めた空地の活用に関する新たな協定「兵庫北部地区における空地活用に関する連携協定」を締結しました。
土地所有者であるUR都市機構、活用の企画と実践を担う空き地プロジェクトと、それを指導・助言する淡路景観園芸学校、地域との調整を担う市が連携し、地域の方々とも協力しながら密集市街地の環境向上を進めています。