フッ化物でむし歯予防

最終更新日:2023年10月10日

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フッ化物とは

フッ素は、自然界や日頃何気なく飲んでいるお茶や海産物などの食品中にも広く存在しています。
フッ素をむし歯予防のために用いるときは、フッ化物(フッ素化合物)として用います。

フッ化物のはたらき

フッ化物のはたらき

  • その1:歯の表面を酸に溶けにくい、強い歯に変えていきます。
  • その2:酸に溶かされて、むし歯になりかかった部分(脱灰)を修復します。
  • その3:むし歯菌が酸をつくり、歯を溶かそうとする働きを弱めます。

フッ化物の利用方法

むし歯になりやすいのは、子どもの場合は生えて間もない乳歯や永久歯、そして大人の場合は歯肉がやせて出てきた歯の根の部分や歯と歯の間です。
むし歯のなりやすさ(リスク)年齢によって、フッ化物を組み合わせて利用しましょう。

フッ化物塗布(予防効果30~40%)

塗布薬を歯に塗る方法です。1歳頃から1年に2~4回の継続塗布を行ないます。歯科医院でご相談ください。
現在、1歳6か月児健診と3歳児健診において、当日、希望者に有料でフッ化物塗布(歯科医師の可否判定あり)を実施しています。

フッ化物洗口(予防効果30~80%)

フッ化物溶液で口をすすぐ方法です。うがいが上手にできる4歳頃から可能です。歯科医院でご相談ください。
市内保育所(保育園)、市立幼稚園および一部の私立幼稚園では4、5歳児の希望者に、フッ化物洗口を実施しています。

フッ化物配合歯みがき剤(予防効果20~30%)

歯をみがく時、フッ化物配合歯みがき剤を1日に2回以上使うと、むし歯予防効果があります。スーパー・薬局などで購入できます。
モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化スズ(SnF2)と表示があるものは、フッ化物が配合されている医薬部外品であり、『むし歯予防』の効果が認められています。「気にしていなかったけど、フッ化物配合歯磨剤を使っていた!」という方も多いのではないでしょうか。
より効果的に使うためにフッ素配合歯磨剤の正しい使い方をご紹介します。
①年齢に応じた量の歯磨剤をつける
②みがく前に歯磨剤を歯面全体に広げる
③2~3分間、泡立ちを保つように磨く
④歯磨剤を吐き出す
⑤5~15mlの水を口に含む
⑥5秒間程度、ブクブクうがいをする
⑦うがいは1回だけ!
⑧1~2時間程度は、飲食をしない

  • う蝕予防の実際フッ化物局所応用実施マニュアルより改変

フッ化物配合歯磨剤を上手に使い、むし歯のない健康なお口をめざしましょう!

フッ化物配合歯磨剤2023

お問い合わせ先

健康局保健所保健課