ホーム > 区役所 > 灘区 > 区の紹介 > 灘区長 > 過去の区長日記 > 令和4年度「灘区総合防災訓練」を開催しました(令和4年12月1日)

令和4年度「灘区総合防災訓練」を開催しました(令和4年12月1日)

最終更新日:2022年12月1日

ここから本文です。

令和4年度の灘区総合防災訓練として、灘区役所主催で「サバイバル講習」を開催し、約50名の子ども達に参加していただきました。

灘区総合防災訓練は、毎年、地域住民の方と一緒に避難訓練を中心に行ってきましたが、近年、阪神淡路大震災を経験されていない区民の方が増え、次代を担う子ども達への防災教育が重要であるとの考えから、今回は区内の小学校4~6年生を対象に開催し、防災や減災を身近に考えていただく「きっかけづくり」としました。

区長挨拶 説明


具体的には、4人1組に分かれ、避難所が使えず応急的に雨風を防ぐテント張りを想定した「シェルターづくり」や、一人ずつSOSの声を出してもらい、閉じこめられ救助を求める場合を想定した体験型講座を中心に行いました。皆さん元気にいきいきと参加してくれていました。

シェルターづくりでは1回目で30分以上かかっていたところ、タイムレースになった2回目は15分程度で完成させており、子ども達の飲み込みの速さに驚かされました。
シェルターつくり
また、SOSの声出し講座では、参加者全員が実際に大声を出し、自身の声の届き具合いを確認してもらいました。そうした声の届き方を認識したうえで「いざ」というときの心構えや、より聞こえやすい裏声を使った叫び方など、大人にも役立つ内容を学んでいただきました。

このほか、日頃から区民の安全安心に尽力していただいている会場周辺の防災福祉コミュニティの会長や、灘消防団第2分団の分団長の活動紹介のほか、放水活動の実演もしていただきました。
消防車
機材の関係で子ども達の放水体験は予定通りにできなかったところもありましたが、消防団の活動については子ども達からの質問が多く、関心を持っていいただいているのが感じとれました。分団長が話されていたとおり、将来18歳になったときにこの日の訓練を思い出して団員になってもらえればと思います。

講座終了後、修了証のほか、温めなくても食べられるリゾットや、水を入れれば食べられるアルファ米をお渡ししました。ご家庭あるいは学校で本日の講座のことを題材に防災について話を弾ませて、災害時の避難経路や連絡の取り方なども話題にしていただければ幸いです。

今後とも、今回のような取り組みのほか地域での防災訓練への協力など、区民の皆さまと一緒になって安全で安心なまちづくりを進めていきたいと思います。

お問い合わせ先

灘区総務部地域協働課