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旧摩耶観光ホテルの視察に行ってきました(令和4年12月8日)

最終更新日:2022年12月8日

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摩耶山の活性化等に取り組まれている「摩耶山再生の会」事務局長のご案内で、旧摩耶観光ホテルを視察することができました。

旧摩耶観光ホテルは、摩耶山の中腹に昭和4年に建設されました。観光ホテルや学生の合宿所など利用形態の変遷を経ながら阪神淡路大震災の2年前まで利用されていた建物ですが、現在は廃墟として再評価されています。これまで映画撮影の舞台として利用され、最近でもアニメーション映画の注目作のなかでも活かされているとのことです。

1・2階が宿泊用、3階がレストランや浴室、4階が映画館にもなる多目的ホール機能という4階建ての構造ですが、廃墟になっているため建物の壁等のいたるところに松の木が生え、天井からの雨漏り・一部具材の落下があるなど、到底自由に建物に出入りし見学できる状態ではありません。

旧摩耶観光ホテル 景色


しかし、使用しなくなって30年経過する建物とはいえ、昭和初期当時の建築物としては貴重なデザインや、様々な創意工夫を見て取ることができます。摩耶山の自然の風景との調和や建物に差し込む日の光と織りなす建物の雰囲気が、なぜか人の心を惹きつけてしまいます。

この建物の崩落の状況次第で、今のように見ることがいつまでできるかについては正確な予測は難しいとのことですが、現在のところ「摩耶山再生の会」や所有者、関係行政機関などの関係者のご尽力によって、可能な限りの安全対策や防犯措置を講じられているおかげで限定的に建物の見学ができています。
「摩耶山再生の会」では、工夫をしながら今後とも旧摩耶観光ホテルの廃墟を活かしたイベントを考えていかれるとのことでした。

このほかにも四季折々の摩耶山の魅力を活かした活動をされており、摩耶山イベントカレンダーである「マヤ暦(こよみ)」などで毎月紹介されています。HPの「摩耶山ポータルサイト(外部リンク)」等でご確認ください。
これからも、より多くの方に摩耶山の様々な魅力を味わいに来てくだされば幸いです。

現在、旧摩耶観光ホテルへの道は閉鎖されております。安全に見学いただくためには、ガイドツアーへの申し込みが必要です。詳しくはこちら(外部リンク)

お問い合わせ先

灘区総務部地域協働課