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区の概要

最終更新日:2022年7月21日

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区の概要

長田区は市の中央部よりやや西に位置し、北に高取山、南に海、新湊川、苅藻川に形づくられた南北に細長い区域です。その歴史は古く、条里制の痕跡が今でも残っています。明治から大正期に市街地の開発が行われました。

昭和20年に、当時林田区であった地域を分離・統合して誕生しました。「長田」という地名は、苅藻川沿いに長くひらけた田地が続いていたことから付けられたと言われています。

北部地域は、丘陵地帯になっており、最北部には北区にまで及ぶひよどりごえ森林公園、北西部には早朝登山や六甲全山縦走などで親しまれている高取山もあり、区民の憩いの場となる自然環境に恵まれています。

高取山

中部・南部地域は、市営地下鉄をはじめ、神戸高速鉄道、山陽電鉄、JR線などの鉄道網が整備されており、商店街や主要な官公庁が集まる地下鉄長田(長田神社前)駅周辺と、市場や商店街、ケミカルシューズ産業などが集まるJR新長田駅周辺を中心に発展してきました。南端にある長田港一帯は、みなと神戸の一翼を担っており、建設資材や食料品、重油などの積み卸し港、いかなご漁などの漁港としても知られています。そばめしや粉もんなどの独自の食文化があり、区内ではイベントを開催し、「こなもんマップ」等のグルメマップも作成され、広く発信しようと取り組みが行われています。

長田港

平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により、長田区をはじめ、既成市街地は大きな被害を受けました。とりわけ長田区内では、地震で直接921名の尊い命が犠牲になるとともに、家屋は全半焼が4,772棟・約30ヘクタール(市内の全半焼の約6割)、全半壊が23,803棟(市内の全半壊の約2割)にのぼるなど壊滅的な打撃を受け、区内の人口(平成7年10月1日)では96,807人(昭和42年の45%)となりました。

こうした現状にあっても、地域住民は、自らの生活を立て直し、地域での支えあいの輪を広げ、明日への希望を持って一歩一歩前へ進んできました。また、国内外からは、あたたかいご支援を多数いただきました。

鉄人28号©光プロ/KOBE鉄人PROJECT2020

平成21年に震災復興のシンボルとして、若松公園に鉄人28号のモニュメントが完成しました。また平成22年には、旧二葉小学校を改修し、地域の人材育成の拠点として「ふたば学舎」がオープンしました。さらに令和元年には、兵庫県と神戸市の公営住宅や税に関する部署が入居する「新長田合同庁舎」が完成しました。職員約1,050人が働き、年間30万人の来庁者が見込まれる施設で、新長田が大きく変わることが期待されます。

ふたば学舎ふたば学舎

新長田合同庁舎新長田合同庁舎

大橋地下道大橋地下道

近年、新長田エリアには若手のクリエイターやアーティストが多く移住してきています。彼らの活動拠点となることで、空家や空き店舗の利活用が進んでいます。また、地域の方々と協働し、平成27年から下町芸術祭が開催されるようになりました。多様な表現方法や価値観がこのまちから生まれ、クリエイティブなまちとして新長田の魅力を高めています。

下町芸術祭メインビジュアル写真提供:シタマチコウベ

 

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