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最終更新日:2020年11月10日
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神戸市では、平成27年9月に都心の未来の姿[将来ビジョン]及び三宮周辺地区の『再整備基本構想』を策定し、その実現に向けて官民協働の取り組みを進めています。
これまでの取り組みにより、三宮再整備における公共事業の計画が概ね固まってきており、民間事業についても一定の具体化が図られてきていることから、将来構想も含めた全体事業費の算出および経済効果の推計を行いました。
概ね30年後の2050年度頃を完成目標と想定して推計
・2030年度頃までの事業: 事業内容が概ね明確となっている公共事業と民間事業を 対象に推計
・2030~2050年度頃の事業: 『再整備基本構想』をもとに、将来の公共事業と民間事業の建て替え・更新を想定して推計
① 三宮再整備の建設投資に伴う経済効果
建設投資により工事期間中に発生する経済波及効果を推計。さらに、それに伴う雇用効果と市の税収効果を推計。
② 三宮再整備後の経済効果
三宮再整備による来訪者・従業者の増加を需要予測により推計し、これに基づく来訪者・従業者の消費額の増加や企業の設備投資の増加といった直接効果と、関連産業の生産額増加・市内企業取引の拡大、雇用者消費の増加に伴う生産額の増加といった神戸市内への波及効果を推計。さらに、それに伴う雇用効果と市の税収効果を推計。
(1)三宮再整備の全体事業費(※数字はすべて概数)
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全 | 体 事 業 費
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公共事業 | 1,080億円 (690億円) |
民間事業 | 6,360億円 (880億円) |
合 計 | 7,440億円 (1,570億円) |
※()内は市負担額
(2)三宮再整備による神戸市内への経済効果 (※数字はすべて概数)
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経 済 効 果 |
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三宮再整備の建設投資に 伴う経済波及効果 |
経済波及効果 | 1兆1,000億円 |
雇用効果 | 76,000人 | |
市の税収効果 | 60億円 | |
三宮再整備後の |
経済波及効果 | 毎年2,600億円 |
雇用効果 | 毎年16,400人 | |
市の税収効果 | 毎年90億円 |
※ 2050年度頃までの市の税収効果の総額は約1,590億円
・建設投資に伴う効果としては、全体事業費に対して約1.5倍(市負担額の約7倍)の経済波及効果と約76,000人の雇用効果が見込まれます。また、再整備全体の完成後の効果としては、毎年約2,600億円の経済波及効果と約16,400人の雇用効果が見込まれます。
・市の税収効果については、整備の進捗に合わせて増加し、再整備の完成目標である2050年度頃までには総額で約1,590億円、その後も年間約90億円の税収増効果が見込まれ、事業全体の完成に伴って市の負担総額を上回る効果が期待できる結果となりました。
検討にあたっては、神戸大学(研究代表者:工学研究科市民工学専攻 小池淳司教授)に研究委託を行うとともに、学識経験者から構成される「三宮再整備経済効果検討委員会」を設置し、専門的な見地から意見を求めながら推計を進めました。
<三宮再整備経済効果検討委員会 委員>
座長: 加藤 恵正 兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 教授
小谷 通泰 神戸大学 名誉教授
中村 良 平 岡山大学大学院 社会文化科学研究科(経済学系) 教授(特任)
報告書:都心・三宮再整備の全体事業費および経済効果(令和2年6月)(PDF:1,769KB)
報告書(詳細 ):都心三宮再整備の経済効果に関する報告書( 令和2年8月) (PDF:19,338KB)
開催案内(第2回三宮再整備経済効果検討委員会)(PDF:126KB)
開催案内(第3回三宮再整備経済効果検討委員会)(PDF:183KB)